錠前って古代エジプトからあるんでぃすね
紀元前4000年くらいにはもう今の錠前の原型あったっぽい
それ以前は紐を複雑な結び目で結んで錠前の代わりにしてたっぽい
中世ヨーロッパではそれぞれの城門の錠前の形が都市のシンボルになっていて、姉妹都市の提携をするときは城門の鍵をお互いに交換する儀式があるっぽい
日本で最古の錠前は、現在でいう大阪の野々上遺跡から出土した7世紀中頃の飛鳥時代の海老錠(えびじょう)って言われる錠前っぽい
形状が海老の形に似てるから海老錠って名前っぽい
奈良時代から平安時代にかけて、律令制に基づいて地方の行政区分が決められて、地方の行政機関を律令国(りつりょうこく)って呼んでたっぽい
その地方の国では、国司(中央から派遣された行政官)の印と、正倉って言われる倉の鍵が、国を統治してるって証明になってたっぽい
あと、昔は錠前のことを「鎖」とも呼んでてそれが転じて「閉ざす」って意味も含むよーになって、そして「鎖国」って言葉が生まれたっぽい
つまり鎖国って錠前で閉じられてる国って意味っぽい
その鎖国のあった江戸時代だけど、まだこの頃は一般には普及してなくて、「心張り棒」って言われてる棒を使って戸締りしてたっぽい
せいぜいお金持ちが蔵に錠前つけるくらいだったっぽい
ま~江戸時代の江戸って火事が多かったっぽいので、うっかり錠前なんてつけたら逃げ遅れる人たちが出る恐れもあるし、つけるにつけれなかったって面もあるかもだけど
(江戸時代の他の都市と比べても、江戸はぶっちぎりで火事の件数がすごかったっぽいし)
江戸にあった各藩の武家屋敷でも、商人がわりと自由に屋敷に出入りできるくらいにはゆるい雰囲気だったらしいし、防犯意識とかあんましなかったのかも
それでも城門の閂(かんぬき)とかは、さすがに頑丈な錠前になってたっぽいけど
江戸時代は太平の世が長く続いてたので、刀鍛冶とかの武器をつくる職人たちが職を失った時代でもあって、その代わりに錠前を作って生活してたっぽい
それがのちに和錠って言われる日本独特の錠前になったっぽい
もしかすると、とうらぶの江戸城イベのあの錠前と鍵って、元刀鍛冶が作ってる可能性あるのかも?
ちなみに和錠は、鍵と外観はヨーロッパの錠にそっくりだけど、内部構造はアジアでよく見られる板バネを使用した錠っぽい
(仕掛け自体は海老錠と似たような感じっぽい)
種類はかなりあるっぽくて、知恵の輪のような鍵や、金箔が張られた錠、重さが数キログラムの錠、梅と鶯が描かれた芸術的な錠、仕掛けを解かないと鍵穴が見つからない錠、一つの鍵穴に複数の鍵を順番に差し込まないと解錠できない「からくり錠」ってのもあったっぽい
もうあきらかに途中から遊びに走ってるとしか思えない感じでぃすね
それと、日本では門を閉ざす機能があるってことで、鍵には魔除けの効果があるって昔から考えられてて、家紋でも「鍵紋」ってのがあるっぽい
蔵は富を集めるって意味もあって商人にも好まれて使われてたっぽい
でも、明治時代から西洋形式の鍵が使われるよーになって、和錠が廃れていって鍵紋も使われなくなっていったっぽい