天使なブログ

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サバサバ系

「秋鯖は嫁に食わすな」って言葉があるっぽい

茄子も食べれないし、嫁はいったい何なら食べていいんだろーか?

 

ちなみに秋茄子は、鎌倉時代後期の和歌集「夫木和歌抄(ふぼくわかしょう)」に、

「秋なすび わささの粕につきまぜて よめにはくれじ 棚におくとも」

って歌があるっぽいので、たぶんこれが元ネタっぽい?(元ネタの確認がとれないのではっきりしないけど)

他はこれの派生じゃないかと思われ

 

昔はネズミのことを夜目(よめ)って呼んでたっぽい

(昔は電灯もないので町の中でも明かりが少なくて、夜のネズミの光る目だけが人々に見えてたのでそーゆー名前になったのかなって思われ)

それを後世の人たちが「嫁」と勘違いしたんじゃないかな、って個人的に思ったり

「わささ」は若い酒、つまりは新酒のことで、

本来は「新しい酒粕に漬けた秋茄子を棚に置いてもネズミには渡すな」って意味の歌だったのが、嫁に渡すな、って勘違いした誤用だったんじゃないかな、って個人的な想像してみたり

江戸時代の宝井其角って人が「明る夜の ほのかに嬉し よめが君」って句を作って、それが流行したのか、上方では「よめが君」がネズミを意味する言葉になったとかで、それがより誤解をつよつよにしちゃったのかなって

松尾芭蕉がライバル視してたらしい井原西鶴とも親しくて上方にも何回か行ったらしいし、当時の上方では知名度高かったのかな?)

 

って、話がそれたかも

 

サバは日本では縄文時代から食べられてるっぽい

縄文時代前期の内陸の遺跡でも鯖の骨が出土してるっぽい

サバを塩漬けで保存する技術が縄文時代にはあったっぽいので、交易であちこちにサバあったっぽい?

弥生時代に、大陸から魚を塩と米飯で乳酸発酵させる「なれ寿司」の製法が伝わってたっぽい?

奈良時代は「日本書紀」や「出雲風土記」で、サバの名産が周防(現在の山口県東部)って書かれてるっぽい

平城京跡から出土した木簡に「旧鯖(ふるさば)」って書かれてたっぽい

旧鯖は、鯖を塩漬けにした保存食で、鯖の塩漬けやなれ寿司は、地方からの税収の一部としても使われてたっぽい

奈良~平安時代は、公家と庶民の食べ物が分かれてた時期だけど、鯖はどの層にも食べられてた食べ物だったっぽい

鎌倉~室町の武家の時代でも、サバはどの層にも食べられてたっぽくて、塩漬けとかは日持ちするので、武士たちに行軍時の保存食として使われてたっぽい

 

江戸時代は、七夕祭りの前後に諸大名から「刺鯖(背開きで塩漬けしたサバ)」を将軍家に献上する風習があったっぽい

これがのちのお中元になったっぽい?

発酵させずに酢をかける「早ずし」の製法が発明されて、現在の寿司の原型ができた時代でもあるっぽい

今の鯖寿司が最初に作られたのは、江戸時代の京っぽい

江戸時代の1781年(天明元年)の京で、日本で初めて鯖寿司が販売されたっぽい

サバが塩漬けで運ばれてたので、塩サバを使った「棒鮨」になったっぽい

焼き鯖寿司福井県で、2000年に生まれた料理で意外と新しい感じ

 

見た目が似てる「バッテラ」は大阪発祥で、

大阪の南船場にあった店が、明治20年くらいに、生サバを酢でしめて詰めた「バッテラ」を発明したっぽい

語源は、ポルトガル語の「小舟(バッテイラ)」っぽい

もともとは、ニシン科の「コノシロ」って魚を使ってたけど、昔ほど獲れなくなったので鯖になったっぽい

 

江戸にも鯖寿司が輸入されて、初期は押し寿司だったっぽいけど、だんだん今のお寿司屋さんで「〆サバ」って呼ばれてるネタに変化していったっぽい

 

他にも豊臣秀吉が城下町として整備した長浜では、秀吉が町人たちにバラまきした金を元にして始まった曳山祭りでふるまわれるようになった「鯖そうめん」とか

山間部では鯖の干物を醤油で炊き込みご飯にした鯖飯が定番のごちそうだったとか

冬に時化って海に出れないときの保存食の、サバをぬか漬けにした「へしこ」とか

いろいろ日本全国で名物料理あるっぽい

 

サバは小さい歯が多いので「小(さ)歯(ば)」って名前が付いたって説があるっぽい

「鯖」ってゆー漢字って、大陸では、淡水魚の一種の名前、あるいは魚、肉を混ぜて煮た料理の意味だったっぽい

でも日本で、「サバは見た目が青い魚だから」って理由でこの漢字を当てたっぽい

「青魚」や「青花魚」とも呼ばれてたっぽい

 

日本で鯖って呼ばれてるのは、マサバ、ゴマサバ、大西洋サバっぽい

マサバは別名「ヒラサバ」とも呼ばれるっぽい

マサバを切ったら断面が左右に押しつぶされて見た目が平べったく見えるのでそんな名前になってるっぽい

旬は晩秋~2月っぽい

学名は「Scomber japonicus」で、Scomber(スコンベル)はラテン語の鯖っぽい?

英名は「mackerel」で、古フランス語で「斑点」って意味っぽい

(関係ないけど、フランスではエイプリルフールを「Poisson d’avril(4月の魚)」って言うっぽい

4月に鯖がたくさん釣れるからっぽい)

 

ゴマサバは別名「マルサバ」で、マサバと比べて、切った時の断面が丸みを帯びてるからっぽい

マサバより暖かい海に生息してるっぽい

ゴマサバはマサバと比べて脂少な目で、年中食べれるけど、マサバの旬を避けて漁獲されるっぽいので、ゴマサバの旬は夏ってことになってるっぽい

 

大西洋サバは、別名「ノルウェーサバ」で、名前の通りノルウェー近海で漁獲されるっぽい

大西洋サバの見た目はマサバと似てて、旬も9月中旬~10月中旬でマサバに近いっぽい

日本で売られてる鯖の7割が大西洋サバっぽい

 

大西洋サバは、ノルウェーでは3歳魚以上じゃないと漁獲しちゃいけない決まりなので脂乗ってるけど

日本の天然サバは近年漁獲量が少ないので、なんとかギリギリまで多く獲ろうとして脂があまり乗ってない0~2歳魚もたくさん獲ってしまうらしいんでぃすね

なので余計に漁獲量が減る悪循環になって、日本人の消費者からも脂が少ないから不人気になってしまってるっぽい

養殖サバはそーでもないらしいんでぃすけど

 

鯖の栄養は、タンパク質と脂質の割合が多く、炭水化物はほとんどないので、太りにくいって言われてるっぽい

マサバとゴマサバと大西洋サバだと、かなり栄養の内容が違うっぽい

 

ゴマサバは、3種類の中で一番カロリーが低くて、大西洋サバの半分以下のカロリーっぽい

大西洋サバは、脂乗っておいしいけど、カロリーは一番多いっぽい

ただ他の2種類よりDHAが多いので血液サラサラ効果や記憶力アップ、認知症予防効果が期待できるっぽい

マサバは、ゴマサバと大西洋サバの中間くらいの栄養とカロリーっぽい