柘榴(ざくろ)は中東原産の植物で、エジプトに伝わってからギリシア時代にヨーロッパに伝わって、大陸を通って平安時代に日本に伝来したっぽい
日本では庭木とか盆栽の観賞用で使われてたっぽくて、食用になったのは最近っぽい
花が咲くのは初夏で、5月~7月って言われてるっぽい
開花してすぐに梅雨になるので花がすぐ落ちてしまうらしいので、柘榴の花はあまり見る機会ないかも
ちなみに落ちた花はタコさんウインナーにそっくりっぽい
なのでタコさんウインナーがたくさん落ちてる木があったら、それはザクロの木かも?
実が取れるのは10月~11月で、潰してジュースやジャム、生地に練りこんでクッキーやケーキ、そのままでサラダとかできるっぽい
昔は「グレナデンシロップ」ってのの原料だったっぽい
「グレナデンシロップ(grenadine syrup)」は、洋菓子やカクテルでよく使われてたシロップで
これはフランス語で柘榴って意味の「グルナード(grenade)」が語源で、
さらにその語源が、古いフランス語の「pome grenate」やラテン語の「pomum granatu」で、多くの種を持つリンゴって意味っぽい
ザクロの実の断面図を見ると、たしかにめっさ種が多いリンゴにも見えるかも
(ちなみに「pome」はリンゴ、「grenate」は穀物を持つ、って意味っぽい)
今流通してるグレナデンシロップのほとんどは、ベリーとかの代用品とか、合成着色料の使われた人工的なシロップで、ザクロは使われてないっぽい
ザクロといえば、味のことが有名だけど
あれって日本だけの俗説で、原典ではそんな話ないっぽい?
ザクロって名前は、中東にあるザクロス山脈って地名から取ったものって言われてるっぽい
音が近い漢字を当て字したら、「柘(ざく)榴(りゅう)」になって、そこからザクロに変化したっぽい
日本ではジャガタラから来た芋をジャガイモ、薩摩から来た芋をサツマイモ、って感じで、地名を名前にするのが多く感じるので
ザクロが地名でもおかしくないかなって感じ
918年(延喜18年)に書かれた、現存してる日本最古の薬辞典の「本草和名」では、和名で「佐久呂」って書かれてるので、ザクロって名前は音から決まったんだろ~なって思うかも