今日は土用の丑の日でぃすね
丑の日といえばうなぎだけど
日本では、縄文時代からうなぎは食べられてたっぽいでぃすね
日本最古の和歌集の「万葉集」で、大伴家持が作ったうなぎの歌が2つあるっぽい
「石麻呂に 吾れもの申す 夏痩せに よしていふものぞ 鰻(むなぎ)とり食せ」
「痩す痩すも 生けらばあらむを 将やはた 鰻を漁ると 河に流れな」
で
1つめを現代語風でいうと
「石麻呂に吾(われ)は物申す、うなぎは夏痩せにきくから食べなさい」
みたいな感じで
2つ目は
「あなたはうなぎを川で獲ろうとしたら流されそうなくらい痩せてる、痩せても生きてる方がいい」
って感じっぽい
この2つの歌には「嗤笑歌(ししょうか)」ってタイトルがあって、笑い話って意味っぽい
1つ目の歌でやりなさいって言って、2つ目の歌で否定するってゆー、奈良時代の貴族ジョークっぽい
面白いのは、万葉集が編纂されるときに、この歌を出したのが、この歌で登場してる石麻呂って人っぽい
痩せてる自分を皮肉った歌を大伴家持に送られて、それを万葉集に入れてほしいって大伴家持に頼んだっぽい
大伴家持って、実は痩せてた説があるっぽい
奈良時代って恰幅のいい体形じゃないと出世しにくい時代だったので、痩せてる人はわざと恰幅がいいよーに誤魔化してた説があるっぽい
もし本当に痩せてたとしたら、この歌は痩せてる人が痩せてる人に「おまwww痩せすぎwwww」って言ってるようなもので
石麻呂はこの歌を送り返すことで、「おまいも痩せてるだろwwww」って返事のつもりだったのかも?
そーゆージョークを言えるくらい仲がよかったのかも?
父親同士も仲がいい幼馴染だったっぽいし、石麻呂ってのもあだ名で本名は吉田連老(きちたのむらじおゆ)ってゆーらしいし
これに笑い話ってタイトルをつける大伴家持のセンスはすごいでぃすね
(なんで石麻呂ってあだ名なのか考えたけど
石麻呂の父親は医者らしいので、
医師=石で、
貴族だから麻呂で、
石麻呂なんじゃまいかと思われ)
ちなみに、この時代はまだうなぎのかば焼きは発明されてないので、食べるとしたらたぶん白焼きか煮物だったと思われ
生のうなぎは毒ある上に、奈良は海から遠いし、当時は今より輸送も遅くて冷凍技術もなかったので、熱は通してたと思うかも