鍛刀で千代金丸3口目ゲッ刀でぃす
近侍は実休光忠でぃす
なんとなくトウモロコシの話してみる
トウモロコシは、アメリカ大陸原産の植物で、メキシコでは5000年以上前から育てられてたっぽい
今から500年くらい前の1492年にコロンブスって人がヨーロッパに持ち帰って広まって、
日本に伝来したのは1573年~1579年ごろで、ポルトガル人が長崎に持ち込んだっぽい
1573年だと、征夷大将軍が足利義昭で、織田信長に京から追い出されて、信長が朝廷に働きかけて年号を天正に変更した時期でぃすね
1579年だと安土城完成してるでぃすね
なかなかすごい時期に日本に伝来してるでぃすねトウモロコシ
当時の日本は、外国から入ってくる物の名前に、「唐(とう)」って字をつけてたっぽい
見た目が「蜀黍(もろこし)」って植物に似ていたので、最初は「唐蜀黍(とうもろこし)」って名前だったっぽい
でも、トウモロコシの粒が綺麗で並びが美しいってことで、「唐」の代わりに宝石の意味の「玉」の字を使って「玉蜀黍」に変わったっぽい
日本では地域ごとに呼び方がたくさんあって
大雑把に分けると
東日本ではトーキビ、もしくはキビ
これは、モロコシには、別名で「高黍(たかきび)」ってのがあるので、唐+タカキビでトーキビなんじゃないかと思われ
(ちなみに名前はタカキビだけど、キビ属のキビとは別種類ってゆーややこしさ)
他の呼び方でもトウやキビが付くのが多いのって、これが原因って思うかも
西日本ではナンバンキビ、もしくはナンバン
トウモロコシが日本に伝来した時期、外国人は南蛮人って呼ばれてたので、南蛮人が持ち込んだキビみたいな植物、って意味っぽい
それが省略されてナンバンって呼ばれることもあったっぽい
長崎から、九州や四国で栽培されるよーになって定着した後に、どんどん日本全国に広がっていったっぽい
日本では稲作に向かない地域で育てられてたっぽい
当時のトウモロコシは今みたいに柔らかくなくて身が硬かったので、粥や餅に混ぜてかさ増しに使うってゆー微妙な扱いだったっぽい
(ま~米もトウモロコシも同じイネ科でぃすけどね)
1697年(元禄10年)の江戸時代の料理本「本朝食鑑」で「火にあぶって食べるか、乾燥して粉に挽き、餅にするのもよい」って書かれてるっぽい
江戸時代までは、フリントコーン(硬粒種)ってゆー甘みが少なくて固い種類のしかなかったけど
明治時代に、アメリカから甘くて柔らかいので生でも食べれるスイートコーン種(甘味種)の「ゴールデンバンタム」が入ってきて、北海道の開拓地で育てられたけど、このときはまだ北海道だけだったっぽい
戦後にアメリカからさらに甘いスイートコーン種の「ゴールデンクロスバンタム」が導入されて
昭和40年には「高糖型(スーパースイート種)」の「ハニーバンタム」が作られて
これにはバイカラーコーン(バイカラー種)ってゆー、甘みの強い品種が混ざってて、現在主流のトウモロコシはだいたいこのバイカラー種が混ざってるっぽい
昭和60年には「ピーターコーン」って品種が作られて、
トウモロコシの品種の中でも、特に皮が柔らかく甘みが強く、収穫してから半日以内だと生で食べても美味しいと言われてて
一般的なトウモロコシの糖度は16度だけど、旬のピーターコーンは18度あるっぽい
この頃あたりから、柔らかくて甘いトウモロコシが日本全国に広がったっぽい?
日本の食事って甘くて柔らかいの多くね?って外国人からよく言われるけど
否定しにくいでぃすよね
トウモロコシの栄養だけど
炭水化物、食物繊維、ビタミンB1、B3、E、カリウムっぽい
米、小麦と並ぶくらいの三大穀物なので、当然だけど炭水化物多めっぽい
でも、白米と比較すると、
ご飯の炭水化物は、100gに40g
とうもろこしの炭水化物は100gに25g
なので、実はダイエットにいい感じっぽい
とうもろこしは茹でて食べても、食物繊維が損なわれないので、食物繊維取りやすいっぽい
サツマイモの4倍くらい食物繊維あるって言われてるっぽい
腸内環境を整えて、血中コレステロールや血糖値の上昇抑制、心筋梗塞、糖尿病、肥満とかの生活習慣病の予防になるっぽい
B3はエネルギーの代謝促進でダイエットにおすすめで、皮膚や粘膜の保護もするので口内炎や皮膚の炎症を予防して、目の充血にも効くっぽい
Eは、血行を促進して冷え性や肩こりの改善、シミやシワを防ぐ肌のアンチエイジング効果もあるっぽい
カリウムはナトリウムを排出し、血圧の上昇を防ぐので高血圧、脳卒中の予防にも働き、骨密度を上げてくれるっぽい
トウモロコシは茹でて塩かけたり、醤油につけて焼いたりで調理されるけど、カリウムはそーゆー調味料の塩分をちょっとだけ相殺してくれるっぽい
調理だけど
実は料理によって使われてる品種違うっぽい
今の日本でよく見るトウモロコシは、スイートコーン(甘味種)で、生で調理されたり、茹でたり焼いたり、スープや和え物、炒め物、かき揚げにするのはだいたいこれ
日本に一番最初に入ってきたフリントコーン(硬粒種)は、そのままだと硬すぎるので、加工用食料に使うもので、トルティーヤとかがこれ
ポップコーンに使われてるのは、イエローポップコーンって種類でこれじゃないと出来ないっぽくて、これの先祖がフリントコーン
明治時代に日本に伝来したデントコーン(馬歯種)はコーンスターチの材料っぽい
世界で一番栽培されてる種類っぽい